災害・事故発生後対応マニュアル

株式会社 樹工務店

平成27年3月改訂

現場作業において当然、軽微な災害、事故についても絶対起こしてはいけません

 しかし、災害、事故を発生してしまった場合適切な措置を講じないでいることは2次災害を引き起こす要因になる可能性が大きく、軽微な怪我が重篤な怪我になる可能性が非常に大きくなります。
 事故事例を教訓に災害、事故発生後にどのような対応を取らなければいけないか再度検証し今後の現場運営に活かせるよう、弊社(株)樹工務店は救命措置、応急措置、AEDの講師を呼び指導していただきます。

受講した内容を各自、現場は勿論、日常でも高齢化や温暖化、異常気象など身近で置きた有事に対応できるようにしましょう。
 また、このような講習を受けなければいけないほど

「我々は、日々危険な作業をしている」

と、再認識してください。

第1回目 講習実施日 平成26年11月30日(日) 樹工務店 会議室
第2回目 講習実施日 平成27年1月18日(日) 樹工務店 会議室
第3回目 講習実施日 平成27年2月1日(日) 樹工務店 会議室
平成27年3月2日
株式会社 樹工務店
代表取締役 伊藤 智樹

    ※軽微な怪我、被災者本人に意識があり受け答えができる場合

  • 被災者は近くの人に助けを求める
  • 近くにいた人は速やかに怪我の程度(出血量、意識の鮮明度)を現場係員へ報告。
    職長ではない場合職長へ事態を知らせる、または知らせに行ってもらう。
  • ※第一現認者はその場から離れないで被災者の傍に付き添う。

  • 出血量が多い場合、圧迫止血法にて患部若しくは患部付近を圧迫する。
    負傷個所は心臓より上の位置にする。
  • 骨折が疑われる場合は安静にするように(被災者が暴れないように)する。
    添え木による固定は行わない(複雑骨折、開放骨折時は特に)。
  • 嘔吐などある場合気道を塞がないように横向きにする。
    嘔吐物の飛沫感染防止のため素手では触らない。
  • 意識混濁による痙攣が見られる場合、舌が気道を塞ぐ場合がある。
    そうした場合、頭を後方に反らせ口を開けさせる。
  • ※むやみに口に指を入れたりしない(痙攣により無意識に噛まれる可能性がある為)。

  • 現認者及び職長は現場の状況、作業内容、時間等をメモ。または携帯電話のカメラにより記録する。
    現場検証、再発防止会で必要なものは会社で保存し、取り扱いには慎重に行い、使用時は本人の同意のもと使用します。
    撮影者のデータに関しまして、個人情報の関係上、撮影したデータは削除します。
  • 災害・事故発生時、作業の継続については指示を仰ぐ事(所長、担当者より)。
  • 作業の再開については所長、担当者からの指示があってからとします。
原則、被災者の救助を最優先とします。

二次災害を起こさぬよう、状況を把握して協力して冷静に対応する事。

災害・事故、怪我の大小に関わらず報告(体調不良も含む)。例外は無い。